【タテの国】回収されなかった謎。完結の感想。みんなジャン+で読もうよ

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引用元:少年ジャンプ+『タテの国』©田中空/集英社

タテの国-感想

あ〜あ、終わちゃった「タテの国 」…

読んでましたか?というか知ってます??

めちゃくちゃ面白いSF系漫画で、でもめちゃくちゃ認知度が少ない残念な漫画…

ジャンプ+公式サイトでも、アプリからでもすぐに全数無料で読めるので、暇な時間を持て余している人は見てください!

面白いから!!

[1話]タテの国 - 田中空 | 少年ジャンプ+

(※詳しいストーリーのあらすじは省きます!漫画読んで!)

私はジャン+で毎週木曜日のタテの国の更新が楽しみで仕方がなかった

SFものの定番の近未来科学や宇宙理論をうまく取り入れて展開されるストーリー。最近の漫画でここまでしっかり表現されている作品を、あまりみた記憶がありません

やっつけ理論のなろう系ばかり溢れていますからね…

50話60話超えたあたりから、「こんだけ風呂敷広げてどうやって伏線回収をしていくのかなぁ?」と思っていたら、後半でテンポよく見事に回収していきました

めっちゃ読み応えある!

SF系は知識がないと話を繋げられないし、逆に描けば描くほど物語の背景がどんどん広がり大きくなってしまい、最後は人類滅亡endなんかでまとめて片付けられガチです

でも、タテの国は1つ1つ丁寧に、「世界が縦に伸びている謎」や「主人公とヒロイン・オメガの関係」に「世界の果て」など様々な謎を解き明かしてくれます

SF好きでなくても、読んでいるうちにワクワク気になって読み進めてしまいます!むしろSF好きじゃない人に、SF作品が好きになってもらえる漫画だと思います!

でも、ついに連載が終わってしまった…

あぁ〜悲しい。悲しい上に、結局ジャン+で人気が取れなかったせいか単行本化すらされなかった…

個人的にすごく不遇な名作だと思っています

まぁ、今の時代は後から評価されて、数年後に急にアニメ化されたりすることもありますからね!そうなることを期待して待ってます!!

回収されなかった伏線?(※ネタバレあり)

ネタバレありま〜す!

地球から新天地を求めて宇宙船で旅してきた主人公・ルスカ。そして、途中で遭遇したブラックホールをしのぐために、グルオン博士の技術でタテの国を作り出しました

ルスカは生まれた世界を調査するべく、宇宙船を1人離れてタテの国に向かいます

しかし、冒頭1話目でルスカはその記憶を失っているのか、普通にタテの国の住民として生活しているところから物語が始まります

このルスカの記憶については物語の序盤から伏線としてちりばめられて、中盤でタテの国を脱出した後に、同じ宇宙船に乗っていた友人のチャンドラに会っても記憶が無いことを指摘されます

物語の進行と共に少しずつ記憶を取り戻して、終盤まで大事な伏線として張られ続けるのですが、しかし結局ルスカがどうして記憶を失い、タテの国の住民として生きていたのか不明のまま物語が終了してしまいました

まぁ、別にルスカの記憶を失った経緯を説明しなくても物語には深く影響しません。 でも、めっちゃ気になります!

漫画内でルスカの記憶については何度も問いただされて、大事なキーワードとして扱われてきました

そもそもルスカが記憶を失っていなければ、ヒロイン・オメガやタテの国の問題についても手早く解決できたかもしれません!

この未回収の謎については、もしかしたらルスカがタテの国に来た時点でオメガシステムにより記憶を削除されたなど、いろいろ考察できる部分があるので裏エピソードとしてあえて作者が詳しく描かなかったんですかね?

いや~もどかしい!

もし、どこかで人気が出て一発アニメ化されれば、そのとき語られることがあるかもしれません!

マジで暇な人は無料で全話読めるの試しに読んでみてください

[1話]タテの国 - 田中空 | 少年ジャンプ+

才能ある漫画家が埋もれないように応援しましょう!

※追記-田中空先生から回答いただけました

ルスカの記憶喪失については、やはりエピソードの構想はあったようです

さらに、別の人に対してのリツイートコメントで、

物語に余白を残すための演出だったんですね

まんまと釣られてしまいました...

面白い作品を本当にありがとうございました!!

1UP♪